宝石について

ダイヤモンドについて

人類がダイヤモンドを最初に見つけ、それをいつごろから使い始めたかは、正確にはわかっていません。しかしおそらくインド人によってであろうと思われます。語源はギリシャ語で「征服し難きこと」という意味の「アダマス」に由来し、その比類なき硬さから、力と勇気、無敵のシンボルとして珍重され、人類の長い歴史の中で、ダイヤモンドはその普遍性(不滅性)から愛の持つ永遠性、純粋さ、美しさを象徴する愛のシンボルへとむすびついて行きました。

地球誕生のプロセスの中、25億年以前、地下約200㎞の地点で1400度に達する地熱と約7万気圧の圧力のもとマグマの中の炭素が結晶したのがダイヤモンドです。

地中深く眠っていたダイヤモンドはやがて火山の噴火などによって急激に地表近くに押し上げられました。このような自然の力により人類との出会いがあったのです。

ダイヤモンド グレーディング レポートは4つの「C」で評価されています。

1. CARAT(重量)
世界共通であるCARAT(カラット)で表記され、1CARATは0.2gになります。

2. COLOR (カラー) JJA/AGL認定マスターストーンセット№12 №13
カラーは無色から黄色を帯びたものまであり、その度合いをD~Zまでのアルファベット23段階で表記されます。

3. CLARITY(透明度)
ダイヤモンドの微細な内包物等の形状、大きさ、種類、個数、見え方を考慮し、等級を決定します。
FLAWLESS(フローレス)・INTERNALLY FLAWLESS (インタナリーフローレス)
VVS(ベリーベリースライトリーインクルーデッド)VVS1 VVS2
VS(ベリースライトリーインクルーデッド)VS1 VS2
SI(スライトリーインクルーデッド)SI1 SI2
I(インクルーデッド)I1 I2 I3
11段階で表記されます。

4. CUT(カット)GIA評価システム
ダイヤモンドの輝きを発揮するプロポーションの評価です。
コンピューター測定装置で検査し、5段階で表記されます。
EXCELLENT VERYGOOG GOOD FAIR POOR

カラーストーンついて

宝石とは美しさ、希少性、耐久性をもち、人間の装飾用に使われる無機物および有機物の種類をいいます。装飾用に供される物質は天然石、合成石、人造石、模造石とありますが、「宝石」はこれらの中で天然石のみをさす用語です。

天然石とは人的手段を介さずに自然界で生成された宝石物質をいいます。ただし、天然石には、カット、研磨以外の人的手段が加えられていないもの、および生成後に色、外観の処理がなされたものが含まれます。